台湾が最近注視しているニュースは!?

台湾の次の総統選は誰!?

台湾のニュース番組では見ない日がない、現高雄市長の韓國瑜という方。なぜ、台湾のメディアは韓國瑜をこれ程まで取り上げるのでしょう。

それは、2020年に韓國瑜は国民党(中国国民党)の代表として台湾総統選に参加すると言われているからです。
それに対して民進党(民主進歩党)からは現在の蔡英文総統が再度、出馬すると言われています。
(総統の正式名称は「中華民國總統」です。)

台湾も民主主義なので、公平な選挙により、政治が変わってきます。政党は200を超える程あります。
しかし、1940年台後半から2000年まで台湾が政権握っていたのは国民党でした。

1948年頃、蒋介石率いる国民党は中国から台湾に移りました。
その後、ずっと国民党が政権を行ってきましたが、2000年になり初めて民進党の陳水扁が総統に就きました。
しかし、2012年~2016年までは再び国民党から総統が選ばれました。
そして、2016年~現職である民進党の蔡英文総統となっています。

次の総統選挙は台湾のみならず、日本、更にはアジア全体にも影響をおよぼすとアジア国際情勢の専門家は指摘しています。

台湾の国民党と民主党の違いは

国民党は中国と親しくしようという党、民進党はそれを拒んでいる党です。

台湾人からしてみれば、ただ単純にそれだけではないようです。

国民党の方が中国と親しくなれる、親しくすればビジネスが広がり、庶民の生活を潤してくれるからです。中には、中国は嫌いだけれど、自分の生活を考えると国民党を支持した方が利益になると考えていらっしゃる方も多くいます。

民進党は、香港と同じように中国は脅威であるから、台湾は一国二制度ではなく、台湾独自のものであると考えています。民主主義国家であるという色が強いように思われます。実際、今年になりアジア初、同性愛者同士の結婚を認めました。自由や個人を尊重するという欧米の価値観に近いのは民進党だと思われます。

台湾人によれば、国民党は年配の方の支持率が多く、民進党は40代より下の若い世代で支持率が多いようです。

話しは逸れますが、日本の安全保障の専門家は皆、口を揃えて次の台湾総統も民進党でなければならないと言っています。
台湾が中国が実権を握れば、間違いなく、次は日本の沖縄に中国人民解放軍を送り込んでくると…。

安全保障について更に詳細を知りたければ、Youtubeなど専門家の主張をご覧になってみてください。

国民党と民進党の違いは、簡単に言うと庶民の生活を取るか、あるいは、中国の脅威を排除するのか、
どちらを選択するのかだと思います。

ただ、ここ最近行われている香港のデモについて、台湾人も“明日は我が身”と捉えて注視しています。

それに対して過激な方法で抑制しようとすれば、ますます台湾人の意識に「中国に飲み込まれたらまずい!」という意識が強くなっていきます。

今年の香港デモが顕著になる前は、国民党の支持率が高かったですが、最近になり民進党の支持率の方が高くなってきました。これは、この香港デモが大きく影響しているからだと思われます。

台湾と香港の若者同士でコミュニティを作ってお互い励ます連絡を取り合ったり、台湾にいる各香港人が協力し合って各地で香港の現状を訴える活動をしたりしています。台湾の街の中でも「反送中」という今回のデモを象徴する言葉が書かれたポスターや落書きなどがあり、それに対して台湾人も「一緒に頑張ろう!」などな言葉を添え書きしたりしています。

台湾の街に貼られている香港を励ますメーッセージ

英文や韓国語もありました。

日本語もありました。

台湾人が注視する香港デモとは!?

香港は英国の植民地でしたが、第二次世界大戦後、中国に返還しました。しかし、香港人は英国植民地の方が裕福な暮らしができていたので、中国と一緒になることを拒みました。裕福な香港人は海外へ出てしまおうという人も多かったのですが、これを中国は阻止させるために対策を出しました。50年間は言論の自由や選挙権など現状維持させるという約束のもとに、香港と中国は制度は別であるが、同じ国であるという一国二制度が誕生しました。

その後、香港を一つの経済拠点として、外国資産や技術力を吸収し、中国の経済力は大きく力を伸ばしました。

そして、1997年7月1日、英国から中華人民共和国へ香港が返還がされています。

現在は、香港から上海に経済拠点を移しているようです。
既に香港より中国の方が経済力が強くなったこともあり、香港を徐々に中国共産党の管理下に置く政策をとっていると言われています。

例えば、香港人に選挙権はありますが、被選挙権は中国共産党員が選んだ人の中からしか得られないということです。
それに怒った香港人は、2014年に雨傘運動を起こしました。訴えを抑制するために中国支配下に置かれてきた香港政府は、催涙ガスで排除しようとしました。それから守るために香港人は傘を広げて対抗しました。このことから、“雨傘運動”と言われるようになりました。

その後も、中国共産党に不都合な人が失踪したり、言論の自由を抑止しようさせようという中国の力が働いてきたのです。

今回のデモは、「逃亡条例」改正案がきっかけです。香港は中国、あるいは、台湾の要請があれば中国や台湾に引き渡すことができるという内容でした。これだと中国が不審を抱けば、香港人を中国に引き渡すことを意味します。つまり、中国共産党にとって不都合な発言をすれば、中国政府はその香港人を中国へ連れ渡せてしまうのです。ますます言論の自由がなくなってしまうと危機感を抱いた香港人はデモを開始したのです。

今回のデモでは「反送中」というキーワードをよく見かけます。“中国に送る(引き渡す)のは反対”という意味です。

中国は、台湾は絶対に中国の領土であると考えています。これは昔から謳われていました。中国は、香港の次は、台湾であると考えています。

台湾人も香港のデモとリンクさせ台湾の将来について考えざるを得ない状況となっています。今、まさに台湾の歴史のターニングポイントとなるかもしれませんね。