
台湾で宿泊代を安くしたい場合には
台湾では都会に限らず、様々な場所にユースホステルやゲストハウス等があり、人気がある宿泊施設となっています。そこでは、色々な外国人と出会えますし、外国人好きな台湾人と出会える可能性も十分にあります。日本でもゲストハウスで外国人と出会い、結婚をした方もいると聞いたことがあります。交流という意味では有意義な場であると思われます。
しかし、ゲストハウス等の中には、個人のプライバシーがない所が多いです。例えば、一つの部屋に二段ベッドが3、4つあることが多く、寝ているところを誰かに見られてしまうこともあります。気になる人は、大変苦痛でしょう。(中にはベッドスペースは個室で、宿泊者がくつろげるようなリビングやシャワー、キッチン、トイレは共同というところもあります。)
いずれにせよ、台湾のゲストハウスは人気があり、休日だと予約でいっぱいだそうです。そうであると、より高額なホテルか、より低額な漫画喫茶が選択肢になります。プライバシーも守りつつ、宿泊代を安く抑えてという方には今回私が経験した漫画喫茶も選択肢の一つになると考えられます。若者で男なら全く問題ないと思います。
台北駅近くにある漫画喫茶
台北駅にはMRTや台湾鉄道、台湾高鉄、高速バスターミナルの駅があります。どこに行くにも便利な場所です。その台北駅徒歩5分以内に24時間オープンしている漫画喫茶がいくつかあります。今回私が利用してみたのは、「Qtime 京站店」という漫画喫茶です。立地的にとても便利な場所にあったため、普段は日本でもほとんど漫画喫茶を利用しないですが、試しに使ってみました。
次のような状況時には、皆様も漫画喫茶を使うことを考慮してもいいかもしれません。
- なるべく安く宿泊費を抑えたい
- 周辺のユースホステルやゲストハウスなどの宿泊施設が予約でいっぱいである
- 一人きりになれる時間と空間が欲しい
- 汗をかいたのでシャワーを使いたい
漫画喫茶「Qtime 京站店」
今回利用した漫画喫茶「Qtime 京站店」は、会員でも非会員でも利用できます。
ただ、会員制になった方が次のように利用料金が安くなります。
(台湾ドル×3.6が大体の日本円です)
料金形態は二種類あり、後払いコースと先払いコースです。
【後払いコース】
会 員 | 非会員 | |
---|---|---|
オープン席 | 39台湾ドル(140円程)/1時間 | 60台湾ドル(220円程)/1時間 |
ボックス席 | 51台湾ドル(180円程)/1時間 | 60台湾ドル(220円程)/1時間 |
和風ボックス席 | 102台湾ドル(370円程)/1時間 | 120台湾ドル(430円程)/1時間 |
非会員は後払いコースのみ利用できます。
【先払いコース】
会員のみPM10時~AM11時までの時間で適応
和風ボックス席は、ボックス席より広く基本二人以上で使います。
5時間 | 8時間 | 12時間 | |
---|---|---|---|
オープン席 | 135台湾ドル(490円程) | 160台湾ドル(580円程) | 230台湾ドル(830円程) |
ボックス席 | 180台湾ドル(650円程) | 205台湾ドル(740円程) | 275台湾ドル(990円程) |
和風ボックス席(二人利用) | 360台湾ドル(1,300円程) | 410台湾ドル(1,480円程) | 550台湾ドル(1,980円程) |
和風ボックス席(一人利用) | 315台湾ドル(1,130円程) | 365台湾ドル(1,310円程) | 505台湾ドル(1,820円程) |
◆3名以上でも和風ボックスは利用できるとのこと。その時の料金形態は5時間なら一人180台湾ドル×3=540台湾ドル(1,940円程)。
◆月曜日~木曜日限定で24時間690台湾ドル(2,480円程)で利用できるコースもあります。
◆午前7時頃に5時間コースを申し込んでも、利用できる時間は午前11時までです。
【あらかじめチャージをした場合は更にお得】
チャージ料金 | 特典 |
---|---|
1000台湾ドル(3,600円程) | プラス200台湾ドル。1200台湾ドル(4,320円程)分利用できる。 |
2000台湾ドル(7,200円程) | プラス500台湾ドル。2500台湾ドル(9,000円程)分利用できる。 |
3000台湾ドル(10,800円程) | プラス800台湾ドル。3800台湾ドル(13,680円程)分利用できる。 |
【シャワー】
シャワールームの1回の使用料金は75台湾ドル(270円程)です。その中には、タオルと歯ブラシセット、使い捨てサンダルが付いています。シャワールーム内にボディーソープとシャンプーがあります。申し出ればドライヤーも貸してくれます。時間制限は30分間です。
【所在地】
地図も埋め込んでおきましたのでご参考にしてください。
【店内の映像】
許可をもらい店内を撮影してみました。
その他について
- 会員カードを作るには、パスポートを掲示すること、ならびに、会員カード申請表に名前、生年月日を記載する必要があります。電話番号は記載しなくても問題ありません。作成時には100台湾ドル(360
円程)の支払いが必要です。 - 一度作った会員カードを忘れたら非会員で入るか、新しく作り直すしかありません。
(名前検索等でシステムを調べ会員の有無を確認してもらう等の融通はきかない) - パスワードを入力して使えるWiFiがあります。
- ジュースやお茶などは飲み放題です。アイスクリームも食べ放題です。フードメニューは有料です。
- 室内で飲食物をこぼして汚した場合には、ボックス内では100台湾ドル(360円程)、和風ボックス内では200台湾ドル(720円程)の清掃費用がかかります。
- 日本の漫画もたくさんありますが、どれも中国語版です。
- DVDも借りられます。
- シャワーだけ入りたいなら、非会員ではオープン席1時間60台湾(220円程)ドルを申し込んだ上で、シャワー75台湾ドル(270円程)の申し込みます。最低135台湾ドル(490円程)が必要です。
- 後払いコースで外出希望には100台湾ドル(360円程)のデポジットが必要です。先払いコースではデポジット不要で外出ができます。
- 毛布は一枚20台湾ドル(70円程)でレンタルができます。
- 洗濯と30分間回る乾燥機がセットを75台湾ドル(270円程)で利用できます。
Qtime他店舗の所在地
チェーン店で他店舗もありますので住所を記載しておきます。宿泊先に困ったら、コピペで検索し、ご参考にしてみてください。
- 「Qtime 南京店」 台北市中山區南京東路二段206號2樓
- 「Qtime 公館店」 台北市羅斯福路三段312號3樓
- 「Qtime 西門店」 台北市西寧南路70號10樓之二
- 「Qtime微風店」 台北市復興南路一段1號B1
- 「Qtime 忠孝店」 台北市號忠孝東路四段197號14樓
- 「Qtime 站前分店」 台北市中正區館前路6號B1 ←ここも台北駅近く
- 「Qtime 信陽店」 台北市信陽街12號2樓
利用してみて分かったこと
◆個室内は日本の漫画喫茶より広いです。
◆日本語をしゃべれる店員がいました。
◆店舗によって変わってくるかもしれないが、今回利用した店員は親切でした。
◆宿泊施設としては格安です。
◆夜中でも消灯することはありません。ただし、個室内の電気を消すことにより多少暗くなります。
◆夜中でも話し声が聞こえました。大声でなければ話していても大丈夫だと思われます。気になる人は耳栓を持っていたほうがいいです。