
台湾人の国民軽食の一つ
葱油餅(ツォンヨウピン)は、小麦粉で作った生地をベースに、豚肉のそぼろや葱の刻みなどを入れ、たっぷりの油で揚げたものです。台湾では庶民の軽食品やおやつとしても親しまれています。
台湾でも葱は栄養が高いと評価されている農作物の一つです。台湾の葱は甘みがあり、香りも良く、柔らかいですが、歯切れがよく、噛めば噛むほど旨みが出てくる印象があります。この葱と小麦粉で揚げた時の愛称がとても良く、とても美味しく感じました。
葱に関連した物語もあるそうです。中国の南北朝時代、「指如削蔥很,口如含朱丹」という言葉が生まれました。昔の人は、葱はの葉は青くて新鮮であり、白い部分はとても清潔感があることから、美女の肌が透き通るように白いほっそりした指は、まるで葱の先端ように綺麗だと例えられたそうです。
台湾のネギは本当に美味しいです!葱を勧めるのも変な気もしますが、是非、一度食べてみてください!
葱油餅(ツォンヨウピン)は、油をたっぷり使っているので、お腹が満腹になります。食べすぎは身体によくありませんが、値段もお手頃で、忙しい時には食べる人もたくさんいらっしゃいます。そういう理由でも大変普及したのだと思われます。
台南の地元人に有名な葱油餅(ツォンヨウピン)のお店
今回、私が葱油餅(ツォンヨウピン)を食べた屋台店は下記のものです。
店名:夏林蔥油餅(シアリンツォンヨウピン)
住所:台南市南區大德街175號
営業時間:14:00~18:15
定休日:月曜日
行列ができているのを何度か見たことがあり、いつか食べたいなと思っていました。
この屋台店の葱油餅(ツォンヨウピン)は、一つ25台湾ドル、日本円で100円程度で非常に安いです。卵付であれば35台湾ドルです。一つ食べれば、女性であれば昼食位にはなるかもしれません。葱と卵付であれば栄養も摂れそうですね。下にある動画で夏林蔥油餅(シアリンツォンヨウピン)が作られる過程をみることができます。
初めて食べてみた感想は本当に美味しかったです。外はカリカリ、若しくは、サクサクとした食感でありながら、中からネギの甘みと、豚肉の肉汁が後から出てきて、小麦生地が段々もちもちとした食感になり、病みつきになるような味でした。一週間に一回は食べたくなりました。
動画内では、購入後、外が暑かったため喫茶店を探して、店内で撮影しました。10分位経過してから食べましたので、多少、サクサク感が落ちています。購入後、直ぐに食べた方が美味しいと思います。
好みにより調味料を加えることができます。
醬油膏(ジャンヨウガオ) ☞ とろみ醤油
胡椒粉(フージアオフェン) ☞ 粉胡椒
辣椒膏(ラージアオガオ) ☞ とろみ唐辛子
辣椒粉(ラージアオフェン) ☞ 粉唐辛子(日本で言う「一味」に近いです)