上海で建物倒壊事故にていて~台湾と中国の事故・命の価値編~

本日は2019年5月17日、ニュースで見たのは上海で発生してしまった建物倒壊事故です。正直、また起きてしまったのかと残念な気持ちになりました。中国で大きなニュースにならない以外にも数人が同時に死亡してしまう事故等が発生します。今回のように建築中の事故や道路陥没事故、交通事故等です。以下、日本私が以前上海に住んでいた時に感じたことを書いています。中国か台湾に就職、または、留学等で迷われている方はご参考にください。

中国の建築現場の足場

私が中国でよく見たのは、鉄パイプ等で出来ていない足場がある建築現場です。足場(あしば)とは、そこにいるための足を置ける場所のことです。工事現場では、本来の目的である建造物を作るための作業を行うのに用いるのための簡単な建築物がこれに当たります。

なんと、これが中国や台湾では竹でできているのです。確かに竹は丈夫であると昔から言われいますが、私達日本人からの感覚からすると恐ろしいですね。

上海で撮った時の足場の写真がこれらです。

これら竹で出来た足場は、当然鉄パイプで出来たものより強度がありません。しかも工事現場のほとんどの方が命綱である安全帯を装着していませんでした。中には安全ヘルメットさえもかぶっていない人もいました。

今回上海で発生した倒壊事故は直接足場とは関係ないかもしれませんが、私はこれまでに足場が倒壊して死傷者が数十人発生してしまったというニュースは中国ではたまに見かけました。台湾ではまだ見たことがありません。

台湾の足場は、上の写真のように数階ある建物ではなく、2階までの竹の足場しか見たことがありません。それ以外は、鉄パイプを使用しているように思われます。

命の価値/脱線事故について

中国では、数人が事故死してもニュースにならないことが多々あります。

また、既にご存知の方が多いと思いますが、列車脱線事故においてまだ人がいるのに埋めてしまったというのも聞いたことがあるのではないでしょうか。2011年温州市鉄道衝突脱線事故は特に有名です。色々な事情があるのかもしれませんが、恐ろしいことですね。

台湾でも脱線事故はありました。2018年10月21日に台湾鉄路の宜蘭線普悠瑪号脱線事故は記憶に新しいのではないでしょうか。乗客18名が死亡し180人以上が負傷ました。日本製の列車であったので、日本へ損害場賞金を求めるのではと一時話題になりました。原因は運転手による人為的なミスが主であったということでしたが、結局日本に損害賠償を行う方針になりました(今後日本と話し合う)。

台湾の脱線事故について、専門家は日本の落ち度はほとんど関係しないとしながらも、日本は台湾に良かれと思い謝罪した結果、今後台湾から損害賠償を追求されそうです。

日本の国際関係の外交はいつも下手ですね。ほとんどの日本人は台湾は好きではありますが、国益が関係する場所においては、毅然とした態度で対応しなければ、どんな国からも足元を見られて国益を失ってしまいます。

話は逸れましたが、台湾脱線事故では、生存者およびご遺体一人残らず探し出しました。救助活動中には、亡くなられた方のために数十名の僧侶がお経を唱えながら、政府や民間、市民が一体となっての救助活動でした。

この脱線事故の違いからでも台湾と中国の命の価値が分かります。

世の中は不平等です。

余談ですが、顕著に分かるのはアメリカとアフガン人の命の価値でしょうか。
アメリカのテロ犠牲者の保証額は日本円で二億円以上ですが、アメリカ軍によって殺されたアフガン人は十数万円程度です。

アメリカと中東が違うように、大小の差はありますが、中国と台湾でも違うのかもしれません。